『大塚遺跡』は、約2000年前の弥生時代の様子を今に伝える場所。外敵を防ぐための濠を巡らせた環濠集落で、当時は100人程度が暮らしていたとのこと。竪穴住居・高床式倉庫などが復元されており、子どもたちは興味津々。ガイドさんの話に耳を傾け、熱心にメモを取る子が多かったです。「竪穴住居の中は思っていたより涼しかった。茅葺きという自然のものは、すごい力があるんだな。」「煙が茅葺きの防虫効果を高めるなんて、昔の人の知恵にはびっくりした。」と、子どもたちの目が輝いていました。隣接する『歳勝土遺跡』は、大塚遺跡に住んでいた人々のお墓で、方形周溝墓と呼ばれるそう。「サイカチの木が多かったことが名前の由来って初めて知った。」と、驚きの様子。館内見学では、ヒガシナの近くにも古墳時代の遺跡があることを発見。そこから出土した“土師器”が展示されているのを見つけると、丁寧にスケッチしながら、「まさか、自分が住むまちに古代の遺跡があったなんて…」と、感慨深げ。また、「古代のアクセサリーは貝や石など自然の物を上手に利用しているし、土器の模様がたくさんあって奇麗だった。」と、古代のロマンに浸ることができたひと時でした。