11月19日 6年生・「日本脱出」を迫られたら…?

教室に入ると、白熱した話し合い中。しばらく見ていると、『ある日突然、日本中で火山活動が活発になり、地震も頻発。日本列島が海に沈んでしまう可能性が高まって日常生活を維持することができなくなり、やっとの思いで港にたどり着くと、出航間際の外国船が。船長さんから荷物は3つまでしか持ち込めないので相談するように言われ…』という設定の様子。提示されている12の物品について、まずは自分自身で順位をつけ、その後グループで話し合い、クラス全体で議論する姿は、さすが6年生。実は、横浜市が推進しているY-Pプログラム(横浜プログラム)の一環として、社会的スキルの育成を目指して実施したものです。子どもたちからは、パスポート・携帯電話・インスタントラーメンに対する意見が多かったものの、「携帯電話は翻訳や地図機能を使用できるけど、電池が切れたら?」「インスタントラーメンに入れるお湯は?」等の質問のほか、「携帯電話じゃなく、国語辞典なら電池が無くても使えると思う。」「家族と離れ離れになってしまうことを考えると、写真も必要。」という意見も。事後のふり返りには、「すごく悩んだ。友達の意見を聞いて自分の考えを見直すことも時には必要だと分かった。」「それぞれ違う価値観をもっているんだな。」「自分の考えを言うことも大切だけど、友達の意見を聞いて我慢することも大切だと思った。」等の記述が見られました。
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