11月7日 6年生・JICA見学&こころの劇場観劇

午前中はJICA横浜を見学し、海外移住の歴史や世界各国とのつながりについて学びました。世界の国の数や人口のクイズの後、“たこ焼きに入っているタコの6割がモーリタニアやモロッコ産であること”、“バニラの原料であるバニラビーンズの9割以上がマダガスカル産であること”などを教えてもらいました。また、キリマンジャロ山麓での稲作が紹介されると、「日本の米と味は違うのかな?」との声。アフリカをはじめとした世界各国と『人・モノ・技術のつながり』を感じている様子。館内見学では、配付された冊子の問題を解いたり、展示をじっくり読んだりする姿が見られました。午後は、神奈川芸術劇場での観劇タイム。劇団四季の方々によるプロのミュージカルに圧倒された子どもたちは、瞬きを忘れるくらい真剣な表情でした。今回は『カモメに飛ぶことを教えた猫』。黒猫のゾルバは瀕死のカモメ・ケンガーから「卵を食べずに雛がかえるまで面倒を見たのち、飛ぶことを教えてほしい」と依頼されます。ゾルバは50日間近くも卵を温め続けて、フォルトゥナータという雛が誕生。しかし、自分は猫であると思い込むフォルトゥナータは飛ぼうとしないまま季節が移り変わり、厳しい寒さが目前に迫ります。そんな時、チンパンジーのマチアスから、ゾルバのしっぽを差し出すなら飛び方を教えてやってもいいと言われて悩みます。ゾルバはフォルトゥナータのためならと、意を決してマチアスの元へ。すると、ゾルバの仲間の猫たちも自分のしっぽを差し出します。マチアスは、ゾルバたちのしっぽをもらうことなく飛び方を教え、ゾルバたちはフォルトゥナータと共に実行してみると、最後には大空に羽ばたくことができたというストーリーです。子どもたちに感想を聞いてみると、「マチアスは、仲間の気持ちに心を打たれたんだと思う。すごくいい話だった。」と、話してくれました。どんなことを感じたのか、ぜひお子さんに聞いてみてください。

