図工室から「トントン」と音が聞こえてきました。入ってみると、子どもたちが金槌で釘を打っています。一人一人の表情は真剣です。「なかか真っすぐ打てない。釘が曲がっちゃうんだ。」「金槌を初めて使うから少し怖いけど、だいぶ慣れてきた。」「何度か指を打ちそうになったけど、金槌を真っすぐにすれば大丈夫。」「ほらっ、ここはぐるぐる回るんだよ。」等、たくさん話してくれました。日常生活で金槌を使うことが少なくなってきたと思いますが、ちょっとした作業の際に金槌を上手に使えると生活が豊かになりますね。金槌には平面と曲面の2つの打面があることを知るだけでなく、実際にやってみることで、釘を打つ時の感覚や打ち終わった時の手触りを感じ取ってほしいと願っています。どのような作品が仕上がるのかは、ミニ大工さんの金槌の使い方次第といったところでしょうか。