8月下旬、ある5年生がやってきて、「いねの先の方が食べられています。」と報告してくれました。

 水田に直行すると、確かに稲穂の先が5~6粒、皮だけになっているものがありました。

 そこで、ネットをはることにしました。昨年の反省を生かし、同じ長さ、同じ太さの支柱を13本用意し、まず田んぼ全体を白いネットでぐるりと囲みました。そして上から、より網目の細かい黒いネットをかぶせました。

 それから半月。稲の穂が重みでだいぶ垂れ下がってきました。ネットをはって以来、稲も食べられていないようです。つまんでみると、固い粒が指先にふれるので、米粒は確実に育っているようです。黄緑色だった葉が黄金色になりつつあります。「実りの秋」はもうすぐです。