【4年生】夏休みの教室に残る 学びの足跡
夏休みの静かな教室に足を踏み入れると、そこには4月から7月までの学びの足跡が確かに残されています。4年生の教室には、ユリノキの時間で取り組んできた「GREEN×EXPO 2027に土を届けよう!」の学習記録が大切に掲示されていました。この学びは、GREEN×EXPO 2027について調べることから始まりました。子どもたちは、花や緑を育てるためにはよい土が必要であること、そして横浜市が資源循環や環境保全に力を入れていることを知ります。その中で、「自分たちにもできることはないだろうか。」「学校で土をつくることはできないだろうか。」という問いが生まれました。掲示には、「新橋小4年生のオリジナルブレン土をつくろう」という目標が大きく示されています。子どもたちは、生ごみの中でも何が分解されやすいのか、どのような条件がそろうとよい土になるのかを調べました。調べた内容を見ると、・野菜くず・コーヒーかす・落ち葉などは分解されやすいこと、一方で・たまごの殻・魚や肉の骨・玉ねぎの皮・たけのこの皮などは分解に時間がかかることを整理しています。また、資源循環局の方々から学んだこともまとめられていました。「生ごみの水分はしっかり切る」「1~2cm程度に細かくする」「定期的によく混ぜる」「土をたっぷりかぶせる」「土はふわふわの方がよい」など、専門家から学んだことを自分たちなりに整理し、共有している様子が伝わってきます。調べて分かったことを基にしながら、「自分たちが食べた野菜くずを持ち寄れないだろうか。」「給食室から野菜の皮をもらえないだろうか。」「地域で使えるものを探してみよう。」など、次の行動につながるアイデアも生まれていました。実際に子どもたちは、土を集めてプランターに入れたり、給食室からいただいたにんじんの皮を乾燥させたり、麦茶の茶葉を混ぜたりしながら土づくりに挑戦しています。掲示された「土づくりの記録」には、「なくなった!?」「土に入れてみた」「よくなった!」など、実験や観察を繰り返しながら探究を進める様子が記録されています。また、資源循環局の出前授業では、ブレン土づくりについて学んだり、収集車の仕組みを見学したりしました。専門家との出会いによって、子どもたちの学びはさらに深まっていったことが分かります。掲示を見ていると、そこには単なる学習のまとめではなく、子どもたちの思考の変化や探究の過程そのものが残されています。課題と出会い、調べ、話し合い、試し、確かめる。そして、新たな問いを見付ける。その繰り返しが、この学びの足跡には刻まれています。教室に残された掲示には、今後も続きがありそうです。その続きは、夏休み明けから始まる新たな探究のための場所です。子どもたちはこれからも、「よりよい土とは何か」「自分たちのブレン土をもっとよくするにはどうしたらよいか」といった課題に向き合いながら、仲間と考え、協力し、試行錯誤を重ねていくことでしょう。夏休み中の静かな教室には、7月までの成果だけではなく、夏休み明けへと続く学びの物語が確かに残されていました。
