4年生は社会科で、ごみ処理やリサイクルについて学習してきました。その学習のまとめとして、子どもたちから「ごみについて学んだことを生かして、すごろくを作りたい」というアイデアが生まれたそうです。教室には、日本各地を巡りながら進む大きな手作りすごろくが広げられていました。北海道から沖縄までを旅するようなコースの途中には、「食品ロスをしてしまったので1マスもどる」「ごみ拾いボランティアをしたので1マス進む」「分別をしっかりしたのでポイント獲得」「リサイクルをして新しいものを作ったので進む」など、学習した内容が数多く盛り込まれていました。子どもたちは、ただ楽しいゲームを作っていたのではありません。すごろくのマスやルールを考えるために、ごみ処理やリサイクルについて学んできた内容を振り返り、「どんなことが大切だったのか」「どんなことをみんなに伝えたいのか」を考えていました。学びを自分たちなりに整理し、意味付けしながら表現する姿が見られました。子どもたちの「こんなことをやってみたい」という思いを、教科担任は丁寧に受け止めていました。そして教師は、学習のねらいに沿いながら子どもたちの願いを生かし、学習をコーディネートしていました。子どもに委ねる部分と教師が方向付ける部分、そのバランスがあったからこそ、子どもたちは主体的に考え、仲間と協働しながら学びを深めることができたのだと思います。今回の学習では、ごみについて学習して終わるのではなく、「伝えたい」「やってみたい」という子どもたちの思いから新たな活動が生まれました。そして、仲間と対話しながら一つの作品を創り上げる中で、学びはさらに深まっていきました。新橋小では、「チャレンジ」と「なかよし」を大切にしながら、子どもが学びの創り手となる授業を目指しています。子どもの思いから学びが始まり、仲間とともに学びをつくり上げていく4年生の姿からは、まさに新橋小が大切にしている「チャレンジ」と「なかよし」が一体となった学びを見ることができました。