5月の朝会では、「ユリノキの時間」について話をしました。ゴールデンウィークが終わり、5月・6月・7月は、各学年・各学級でじっくりと学びを進めていく時期となります。「ユリノキの時間」は、教科書のある学習とは異なり、子どもたち自身が問いをもち、自ら学びをつくっていく時間です。ただし、単なる活動や遊びの時間ではありません。「自分たちで解決したい課題に向き合うこと」「一人ではなく、仲間と協力して取り組むこと」を大切にしながら、「学び」として取り組む時間です。朝会では、昨年度の実践を紹介しました。3年生は、河川局からの依頼を受け、阿久和川の休憩所「まほろば」をよりよくするための提案を考えました。生き物について調べたり、河川局の方と関わったりしながら、「自分たちの意見がまちづくりにつながる」という学びを経験しました。4年生は、「誰もが安心して暮らせる新橋のまち」をテーマに探究を進めました。高齢者や体の不自由な方の暮らしについて考え、福祉車両の体験や地域との協働を通して理解を深めました。また、「つながるフェス」では、自分たちも「まちの一員」として参加し、まちづくりに関わる学びを実践しました。5年生は、「安全で安心なお菓子づくり」に挑戦しました。食材やアレルギーについて学び、試作を行い、保育園のおやつとして提供するという実社会につながる学びを展開しました。さらに、「つながるフェス」での販売を通して、多くの人と関わる経験をしました。6年生は、より主体的にテーマを選び、それぞれの課題に取り組みました。地域の課題や環境の改善、学校やまちの魅力発信など、それぞれが社会とつながる学びを創り出しました。これらの実践に共通しているのは、「本物とつながる学び」であるという点です。地域の方々や行政、事業所や保育園の皆様のご協力を得ながら、子どもたちは教室の外へと学びを広げています。こうした学びを通して、「自ら考え、仲間と協働しながら、社会に関わろうとする子ども」が育まれていくと考えています。「ユリノキの時間」は、毎週決まって行うものではなく、まとまった時間を確保しながら、じっくりと探究を進めていきます。学年・学級ごとの問いを大切にしながら、子どもたちの学びを深めていきたいと考えています。また、昨年度ご協力いただいた地域の皆様については、職員室前に掲示しています。今後も地域とつながる教育活動を大切にしていきたいと考えています。引き続き、本校の教育活動へのご理解とご協力をよろしくお願いします。