【5・6組】観察と振り返りからつながる学びの広がり
5・6組では、花壇や鉢植え、水田での栽培活動を通して、子どもたちの学びの質が着実に高まっています。活動は天候に関わらず継続され、子どもたちは担任とともに日々植物の様子に目を向けながら、小さな変化を見逃さない目を育てています。こうした積み重ねの中で、単に「見る」活動から、一人ひとりが視点をもって対象に向き合う「観察」へと学びが深まっています。葉の大きさや伸び方、水の量などに着目し、定規を使って長さを測るなど、気付きを数量で捉え直す工夫も見られます。子どもたちの見方・考え方を広げようとする担任の意図が、日々の関わりの中に表れています。
水田での取組では、活動の様子をデジタル写真で記録し、時系列に沿って掲示しています。写真と記録を並べることで、これまでの活動の積み重ねや変化が一目で分かるようになっています。また、その日の活動記録には「次に何をするのか」が明確に示されており、「活動→記録→振り返り→次の活動」という学びの流れが大切にされています。こうした見通しは、子どもたちの主体的な学びを支えるものとなっています。また、水田は、担任自らが休日に学校に足を運び、防水処置を施すなど環境整備にも力を注いでいます。子どもたちの学びの場をよりよくしようとするこうした姿勢が、豊かな学びを支えています。
観察の方法にも工夫が見られます。これまでのスケッチに加え、デジタル画像を活用した記録を取り入れています。同じ視点で継続的に撮影した写真に、日付や簡単な気付き、測定値を加えることで、ウメジュース作りやホウセンカなどの成長の様子を具体的に捉えられるようになっています。写真を一覧で見返すことで、日々の中では気付きにくい変化も比較しやすくなり、「どのように変わってきたのか」を問い続ける姿勢につながっています。この方法は「上手に描くこと」よりも「よく見ること」に意識を向けやすくし、観察そのものの質を高めています。描くことに難しさを感じる子どもにとっても、継続して観察に関わることを支える有効な手立てとなっています。
廊下や教室に掲示された記録からは、子どもたちの学びの足跡が丁寧に積み重ねられている様子が伝わってきます。子どもたちの主体的で深い学びを、学校全体で育んでいきたいと考えています。
