本日、シテ方金春流能楽師の山井網雄先生を講師にお迎えし、5年生が日本の伝統芸能「能」の体験学習を行いました。

授業では、先生から能の700年にわたる歴史や、所作の意味について丁寧にご指導いただきました。子どもたちは、演目「高砂」の一節を謡う場面では、一人ひとりのタブレット端末に表示された歌詞を見ながら、先生の声や拍子に合わせて懸命に声を出していました。初めての体験ながらも、真剣なまなざしで取り組む姿が印象的でした。

また、「かまえ」や「すり足」など、能独特の動きにも挑戦し、身体の使い方や所作の美しさを学びました。2時間の学習を終えた子どもたちは、いつもより背筋が伸び、凛とした姿勢で教室に戻ってきました。日本の伝統文化に触れる貴重な機会となり、心と身体の両面で深い学びを得ることができたようです。