4年生は、算数の授業で、いろいろな四角形の特徴や性質を見つけるという学習をしています。

 

 単に四角形の定義や性質を覚えるという授業ではなく、子どもたち自身で確認したり、発見したりしていくという授業です。

 

 あるクラスでは、子どもたちにとってなじみのある陸上競技の「ハードル」の写真を使い、長方形と台形の違いを確認していました。図形を見比べるよりもイメージがつきやすいでしょう。話し合いが進み、しだいに身のまわりにある他のものでも考えられないかと、仲間や自分で深めていくかもしれません。

 

 また、あるクラスでは、この数時間ある図形単元の学習を、どのようにゴールまで進めていくか、自分の毎時間のプランを立てていました。

 

 自分自身でしっかり理解して次の授業に進めていくか、自分に合った学習過程や学習方法を見つけていくというのは、これから必要な力になっていくと言われています。

 

 そのためには、教員が児童一人ひとりの学習状況を把握し、その児童にあった声かけや授業準備などをしていくことも大切になるでしょう。改めて、学校として、児童一人ひとりの力を伸ばしていく授業力を高めていなかければならないと感じました。