5年生の国語の教科書に「たずねびと」という教材文が載っています。登場人物の「綾」が、駅に掲示された「原爆供養塔納骨名簿」のポスターをきっかけに広島を訪れ、そこでの経験によって戦争や平和に対する思いを変化させていく物語です。子どもたちは、「綾」と自分を重ねて読み進めていきます。この日は、感想を発表し合っていました。物語そのものの感想だけでなく、戦争について考えたことや、「ヒロシマ」への思いを伝える人もいました。物語を読む学習を通して、自分の気づきや思いの変容を感じ取っている姿がありました。