5年生の道徳の教科書に、「遠足の子どもたち」という教材文が載っています。小学生の集団が電車に乗り込んできて、「うるさくなるのでは!?」と一瞬困った登場人物でしたが、誰一人騒がしくすることのない子どもたちの姿に、気持ちがなごんでいった。という内容です。登場する子どものセリフに次の言葉があります。「遠足に行く前に学級会で決めたんです。車内でのルールは守るということと、あとは自分で考えてなにをしてもいいということです。」子どもたちは、この教材文を手がかりに、「自由」に伴う責任や「自分勝手」との違いについて考えていました。