校長室だより 6月1日 なんの実でしょう?
今、校長室の前には、「なんの実でしょう?」という掲示と、緑の実が10個置いてあります。
1年生が、ご家庭から持ってきてくれたものです。
「校長室の前に、かざっていい?」
私、「いいですよ!」
子どもたちは、「校長先生、これ、なんの実?」と聞いてきます。
私は「校長先生にもわからないよ…、みんな、調べてきて…」とちょっと意地悪な回答。
意地悪な校長の対応に、子どもたちは調べてきたり、予想したり…。
「わかったよ、絶対に『かき』!」
「そうなの? 『かき』の色、していないよ…」と私。
「校長先生、知らないの? これから大きくなって色が変わるんだよ。」
「そうなの? じゃ、まだ、取(採)らないで木についていた方がいいのに、どうして取っちゃったんだろうね…?」
「それは…わからない…」
こんなやり取りが楽しくてたまりません。
実を大きく育てるため「摘果」という作業の中で取られた実です。3年生の社会科「地域の生産」の学習の中で学ぶこともあります。1年生のあさがおの「間引き」にもつながります。
教師がすぐに答えを伝えず、まずは子どもが自分で調べてみたくなる…そんな仕掛けを、大切にしていきたいです。
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