29日に、蒔田中学校から2年生5名の生徒が来て、1年生から5年生までの各1クラスに入り、「先生体験」を行いました。これは蒔田中学校で行われている「職業体験」の一環として受け入れをしたものです。

 

 朝から、ちょっと緊張した様子の中学生。今回職業体験に入った5名は全て本校の卒業生でしたが、自分が在籍していた児童の立場とはまた違った角度から、学校生活を見る機会となりました。

 

 朝の打ち合わせでの挨拶、子どもたちへの自己紹介、学習の中で小学生と接する体験、休み時間の遊び、給食指導・・・最初は戸惑っていた中学生たちも、徐々に慣れて、自分らしさを発揮し、取り組んでいました。

 

 午後は、2年生を対象に、「考えよう、やっていいこと、わるいこと」という内容の「授業」を自分たちで行ってみました。子どもたちに分かるように話す、という点ではなかなか難しいチャレンジではあったと思いますが、とても真剣に行っている姿が印象的でした。2年生の子どもたちもよく反応していました。

 

 最後はクラブ活動の指導のお手伝いをして1日の体験が終了。多くのふれあいの中で、「職業」としての「教師」の仕事に触れた中学生たちは、改めて考えることが多かったようです。最後には自分の言葉で感想を述べることができました。

 

 小学校としても、卒業生が立派になって戻ってきた姿は頼もしく、そしてうれしく感じます。

 将来先生になる、ならない、ということよりも、自分の将来や生き方について少しでも考えるきっかけになれば、と思います。

 

 蒔田小学校でも、このような「キャリア教育」を大切にしていきます。