R6.7月10 日 (水)

 みなさんこんにちは。今日は6年生が日光修学旅行に出かけました。今日は、本郷台駅出発、いろは坂を上り、三本松園地での昼食、戦場ヶ原のハイキング、華厳の滝の見学、そして宿舎へ、という行程でした。雨も予報されていましたが、子どもたちが活動するときには雨は降らず、宿に帰ってから雨が降るという、なんともラッキーな天気に恵まれました。

 今回のスローガンは「本気で楽しむ ニコニコ日光修学旅行」です。学年目標の「本気」をスローガンに取り入れ、「本気を出して楽しむ」という、責任を伴った思いをスローガンに込めて出かけた6年生です。「楽しむ」という言葉には、自分だけではなく、ほかの人たちも、その場に来ているたくさんの人たちも、ともに楽しむことができる、という心持ちと行動力が含まれています。そこをしっかり踏まえながらこのスローガンを決めた子どもたちでした。

 いろは坂では、運転がとても上手な運転手さんのおかげでだれも酔うことがなく、「いろはにほへと~」のカーブでの看板を探しながら登っていきました。三本松園地にはトンボがいっぱい!カラマツに囲まれた広い園地でおいしく昼食をいただきました。保護者の皆さま、お弁当、ありがとうございました。

 戦場ヶ原のハイキングは、一クラスを2グループに分け、そこにそれぞれ現地のガイドさんについてもらい、戦場ヶ原の自然についてお話をしていただきながらハイキングを楽しみました。湿地の様子、フィットンチットを感じさせるカラマツなどの木々、白樺の木々、雄大な男体山、鳥のさえずり、美しく澄んだ水が湧き出ている場所とそこからつながる川の流れ、山ぶどうの蔓、噴火によってもたらされた溶岩、美しい苔、600年という樹齢の木、ニッコウキスゲなどの花々、などなど、ガイドさんが教えてくださる説明を聞きながら、自然を満喫していた子どもたちでした。 子どもたちが「空気がおいしい」と口々に言っていましたが、本当に清々しい空気の戦場ヶ原でした。心配していた熊ですが、熊の行動時間からずれた時間帯の行動であること、人間がたくさん歩くハイキングコースを歩くこと、熊が求める木の実のある場所を避けた場所であることなど、熊の生態と近頃の熊の出没状況を把握されている現地ガイドさんの判断は的確で、安心して活動することができました。もちろん、クマよけの鈴は職員全員がつけていきました。ガイドさんたちはさらに熊撃退スプレーをもっていらっしゃいました。訓練済みで。

 華厳の滝は、6月初旬は滝が枯れていたそうですが、今日は流れていました。自然チームが滝のことも調べていて、6月の滝の様子をニュースで見たときはショックだったようですが、今回、滝の流れる様子を見て「滝になってたー!すごい迫力だー!」とほっと安心しながらも滝の迫力に圧倒されていました。滝の反対側の河は水量が多く、水しぶきの勢いに「すごい迫力で川が流れている!」と感動していました。緑と白のコントラストが美しい華厳の滝を満喫した子どもたちでした。

 夕飯はおかわりする子が続出。たくさん歩いてエネルギーをたくさん使ったのだとも思います。食事のあいさつの時、いただきます、の前に「ここで一句!」と句を読むパフォーマンスを入れている今年の6年生。「ここで一句!」というと「よ~っ!」と全員が合いの手を入れます。あっぱれです。夕飯の時の一句は「あつい夏 自然を満喫 ハイキング」でした。

 買い物は本当に楽しそうでした。家族、きょうだい、おじいちゃん・おばあちゃん、習いごとの先生、学童の先生、などなど、いろいろな人に思いをはせながら買っている姿はとてもやさしい姿でした。

 一日を終え、自分たちを振り返りながら「本気で楽しむ」をみつめ、見つかった課題を次に生かすという思いをもちながらねむりについた子どもたちでした。明日も天気になりますように!