★6年生が着衣泳を学習
R6.7月19日(金)
みなさんこんにちは。今日も暑かったですね!いよいよ明日から夏休み。子どもたちも楽しみにしているようです!
さて、今日は今年度の水泳学習の締めくくりとして、6年生が着衣泳の学習を行いました。もしも服を着たまま川や海に入ってしまった場合、どんな風にして命を守るか、という学習です。水着の上に上下の服を着て、靴を履いて水の中に入ってみた子ども達。どんな感じ?と聞くと、「なんか気持ち悪い」「重たい」「体に張り付く」「沈みそう」などなど、いつもの水着の時とは違う感覚を味わいました。動くとどうなるか、もやってみました。どんどん沈んでいく、ということがわかりました。では、命を守るにはどうするか。そこで登場するのがペットボトル。陸にいる人が、水の中にいる人にむかってペットボトルを投げてあげます。しかしその時に秘訣が一つ。ペットボトルに少量の水を入れて投げてあげるのです。それは、水の重みでペットボトルが風で飛んでいかないようにするためです。確実に水の中の人の近くに届けるには、重さを加えて投げることが大切なのです。ここは子どもたちも納得。そしてそれにつかまると体は自然に浮きました。ペットボトルを抱くようにして上を向いて浮かぶ、というスタイルが安定した浮きにつながります。試しに、ペットボトルをもっても、手足や胴体をバタバタと動かしてみると沈んでいくのです。体を動かさず、上を向いてペットボトルの浮力にゆだねて浮く、ということが、おぼれないために大事だということを、実際にやってみて納得できた子どもたちでした。また、近くにペットボトルがないときは、自分の服を脱いで、首や腕のところを縛り、空気がたまるようにして浮力を生むことができることもやってみました。これはちょっと難しかったようですが、でも、知ってると知らないでは違うと思います。本当はこのような事故は起きないでほしいのですが、もしもそのような状況になった時に、今日の学習の内容を思い出し、命を守ってほしいと思います。慌てると、人はバタバタと体を動かしてもがいてしまう、そんなことも考えながら真剣に学んでいた子どもたちでした。おぼれている人に気付いた時、身近にあるペットボトルや浮くものを投げてあげる、慌てないでと伝えてあげる、そんなふうに行動できるようにもなってほしいと思います。
今日は朝会でプール納めを行いましたが、最後まで「あんぜん」「楽しく」の二つを大切にプールでの学習を行うことができました。けが、事故が一つもなく、安全に楽しく水泳の学習を終えることができたこと、とてもうれしく思います。プール納めでは、運動委員会の副委員長が、安全に楽しく行えたこと、目標をもってチャレンジできたことを話してくれました。素晴らしい締めの言葉でした。プールの安全の鍵は、来年までしまっておきますね。
夏休み、水の事故にあわないように、ご家族みんなで十分気を付けてくださいね。みなさん、よい夏休みを!!