★切り干し大根をつくる!
R7.2月4日(火)
みなさんこんにちは。今日は5年2組が、総合で「切り干し大根」を作りました。5年2組の総合は「農業」です。台小農園で畑を栽培しながら、そこで採れた野菜をもとに,地域とつながり、地域の活性化につながる活動をしていこう!というのが子どもたちの思いです。では、なぜ切り干し大根が出てきたか?実は、本郷台駅前では毎月20日に「駅前リビング」というも要旨をやっています。2組の子どもたちはこれまで2回出店し、地域の人たちに野菜を売りました。しかし、ここで課題が生まれたのだそうです。駅前リビングの日ぴったりに野菜を収穫することは難しい、と。野菜の成長速度と販売できる野菜の量がマッチングしなかったそうで、売る野菜が少なかった、という課題です。そこで子どもたちは考えました。保存できる野菜はないか。いろいろ調べるうちに、野菜を乾燥して保存する、という知恵を見つけたのでした。5年2組は、冬の野菜として白菜や水菜、栽培期間が短いラディッシュなどを栽培していますが、なんといってもこの時期の台小農園は「大根」が収穫の時期なのです。2組も総合で使う大根を植えて育てており、ちょうど食べごろとなりました。その大根を乾燥させたもの、ということで「切り干し大根」を見つけ出し、作ることになったのでした。(保存食、ですね。知恵が詰まっているものだと思います。食の知恵にも触れられた学びになって素敵です!)地域には、料理名人がたくさんいらっしゃって、その方たちに作り方を教わろうということになりました。切り干し大根の作り方をあらかじめ教えてもらい、道具も集めました。乾燥させるためのざるなど必要なものがあるかどうか、家を探したり、学校の教材室や家庭科室を調べたりしてそろえることができました。昨日大根を収穫し、洗い終わっていた子どもたちは、いよいよ今日は「切る」作業に入りました。今日は、地域コーディネーターの松尾さんが地域の料理名人8人の方を連れてきてくださり、子どもたちの活動を見守ったり、教えてくださったりしました。切り干し大根づくり、写真をお届けしますので見てみてください。ちなみに現在は日光に当てて乾燥中です。2月20日に行われる駅前リビングで売る予定だそうです。子どもたちは、どのくらいの薄さ、長さにしたらいいかをしっかり聞き、自分たちが育てた大根で切り干し大根を、本当に一生懸命、本気で作っていました!20日も頑張ってほしいと思います。
そうそう、実は、まちの方が台小農園の大根を使って自分で作った切り干し大根をもってきてくれて、ニンジンと一緒に切り干し大根の煮物を作ってくれたのでした。活動の最後にそれをごちそうになり、「給食で出る切り干し大根の味は知っているけれど、これは格別おいしい!」と子どもたちは話していました。この経験も、売るときにとても大事なことかもしれません。自分たちでつくった野菜の味、切り干し大根の味がわかって売るのと売らないでは大違いだと思います。いい経験をさせてもらいましたね。