昨年度に引き続き今年度も内閣官房が実施する万博国際交流プログラムの支援を受け、ケニアとの交流を継続できることになりました。

受け入れ事業として、8月3日にアリアンス高校から生徒2名、引率教員1名の計3名が来日しました。到着した日は桜木町駅で対面後、

みなとみらい周辺を生徒が案内し、ホームステイで一晩過ごしました。4日の午前中はアリアンス高校の3名と2月に同校を訪問した1,2年生、

11月に派遣プログラムに参加する2年生がY校に集合、駐日ケニア共和国大使館よりアーサーアンダンビ次席が来校し、校長室で歓迎式を行いました。

2月にケニアを訪問したY校生は研修内容を英語でプレゼンテーションをし、アリアンス高校をはじめ、

小学校や孤児院、カゴバッグ村での交流について報告しました。

プレゼンテーションの後は校舎内の教室、施設案内と部活動見学を行いました。

その後は教室でY校や日本の都道府県にちなんだクイズを出題し、チーム戦で勝敗を競いました。

4日の午後に新横浜から新幹線で大阪に向かいました。

夕方からケニア派遣プログラムやハギレプロジェクトでお世話になっている加藤さんも合流してくださり、

通天閣周辺を散策したり、大阪の食文化を代表する串カツを味わったり、射的を体験したりしました。

5日は大阪•関西万博を訪問、コモンズAにあるケニアの展示に立ち寄りました。責任者のピーターさんによる簡単なセレモニーが開かれ、

ケニアのブレスレット、紅茶、国旗やシュカと呼ばれる布などの記念品をいただき記念写真を撮影しました。

 

その時の様子はケニア 大阪•関西万博のFacebookにも掲載されました。

ケニアのパビリオンでは紅茶も出していただき、スタッフの方と万博出展やケニアでの生活など様々なお話をうかがうことができました。

午後はその他のコモンズ(複数の国や地域が共同で出展しているパビリオン)やサウジアラビア館を見学し、

特色ある各国の文化や展示を鑑賞しました。炎天下の中、列に並ぶ間に日本の手遊びを一緒にやるなど自然にコミュニケーションをとるようになり、仲が深まっていきました。

最終日の6日は道頓堀周辺を散策し、大半が外国人観光客でにぎわう店舗でアリアンス校生の買い物をサポートしました。

最後に事前に予約していた大阪城を訪れました。大阪城の天守閣からは、大阪の町並みを360度見渡すことができ、その絶景を存分に楽しみました。

戦国時代の歴史を英語で説明したり、日本のお土産を紹介したり、商品の使い方や特徴を英語で説明したりと、英語を実践の場で活用する3日間となりました。

Y校の参加生徒全員が羽田空港での出国まで見送り、別れを惜しむ様子が見られました。アリアンス高校の3名とは11月の派遣プログラムでの

再会を約束しました。次回は新たなメンバーも加わり、ケニアでの交流を通して、さらに友好関係が深まることを確信しています。