万国国際交流プログラム~ケニア共和国派遣 Day 3
今日の午前中はナイロビ市内の男子校、アリアンス高校を訪問しました。学校に到着すると、日本語クラブのメンバー4名が出迎えてくれました。
簡単な自己紹介の後、用意してくださった軽食を食べながら歓談しました。アリアンス高校では授業の合間に朝食の時間が設けられているようです。出されたメニューはゆで卵、ソーセージ、チャパティ、バナナ、ミルクティーなどでした。
少し打ち解けたところで、学校内見学ツアーをしてくれました。学校の敷地は想像以上に広く、寄宿舎や先生たちの住居もあったり、家畜小屋や農場があったりと、生徒たちも興味津々でした。
リソースセンター(コンピュータールームや図書館が入っている)の一室では日本式の挨拶「気をつけ」「礼」を体験してもらったりもしました。
ツアーの後は、2人ずつに分かれ、授業に参加させていただきました。英語のクラスでは、先生の取り計らいで特別な授業にしてくださり、日本の文化について生徒たちからの質問に答える形で交流ができました。「日本の主食は何か?」「日本で流行っているアニメは?」「⚪︎⚪︎という日本語の意味はなに?」などのカジュアルな質問から、「日本には宗教がたくさんあるのか?」「政治のリーダーはどうやって選ぶのか?」「広島の原爆について教えてほしい」など、説明が難しいものもありました。
Y校の生徒たちが説明すると、一生懸命メモをとっているアリアンス高校の生徒の姿が印象的でした。最後は全員で写真撮影をしました。
その他の授業は歴史、地理、数学などに参加させてもらいました。アリアンス校生はシャツの襟に生徒番号が刺繍されていて、教室の同じ番号の机に着席するという、基本的にホームルーム教室で授業を受ける一般的な日本の学校に近いようです。1クラスの生徒は50名とのことですが、みんな集中して参加していました。
軽食の時間を挟むため昼食の時間は午後1時半とやや遅い時間でした。この日の昼食は校長先生も加わり、アリアンス校のバディと共に特別メニューで提供していただきました。
最後に集合写真を撮り、用意した日本のお菓子をプレゼントしたり、一緒にダンスを踊りました。半日の滞在でしたが、すっかり打ち解け、名残惜しくお別れしました。
その後はナイロビ国立博物館を訪れ、ガイドの方に説明していただきながらケニアの歴史、文化、自然、現代アートについて学びました。
本格的に交流がスタートしたことで、この日からは振り返りの時間を夜の時間に設けています。教員も輪に入り、その日に感じたこと、心の揺れ幅をグラフで示し、自分の心の動きを3分間でペアトークするセッションをパートナーを変えて2ラウンド、最後にリフレクションを全員で共有する時間としました。