国際学科では様々な分野の専門家や国際的に活動を行っている方をお招きし、年に数回の講演会を実施しています。

今回は株式会社RAISE WORLD代表の白川直史様にお越しいただき、日本とアフリカとをつなぐビジネスについてお話ししていただきました。

 

アフリカの歴史や文化についての講義から始まり、私たちがこれまでステレオタイプに抱いていたアフリカに対するイメージに変化がもたらされました。

また、日本は他国と比較するとアフリカへの投資が少ないこと、つまりまだまだ日本人はアフリカに目を向けられていないことが指摘されていました。

 

「アフリカの人たちは着る服がないだろう」という私たちの勝手なイメージに基づいて、多くの中古服がアフリカに送られているそうです。

しかし、それらが現地の産業や雇用の機会を奪ってしまっているケースも多くあることを知り、

私たちの善意が悪い影響をもたらしているかもしれないということに気づきました。

 

後半は代表者3名とのパネルディスカッション形式で行われました。

「働くとは何か?」「生きるとは何か?」「なぜ勉強するのか?」「宗教とは何か?」「発展するとは何か?」「発展に貢献するには?」といった

答えるのに少し戸惑ってしまうような問いに対して、生徒たちは一生懸命に考えて答えていました。

日本とアフリカでの文化的、環境的な要因の違いがそれぞれの生き方や考え方、キャリア形成に大きく影響を与えていることに気付きました。

 

この夏、Y校国際学科の生徒はケニア派遣研修やTICAD 9への参加などを予定しており、アフリカとこれまで以上に深くかかわる年となっています。

今日の講演会を通して、生徒は大きな学びを得たことでしょう。

1 2