万国国際交流プログラム~ケニア共和国派遣 Day 6-7
朝6時の開門に合わせ、5時半にナイロビ国立公園に向けて出発しました。公園の敷地面積は横浜市全体の25%、小田原市と同じくらいになるそうです。ナイロビ国立公園は餌付けしていない野生動物が都市近郊で生活しており、広大なサバンナと多様な動物の生活を目の当たりにすることができる世界的に珍しい国立公園です。
開門して暗がりの中でもすぐに見つけられたのはキリンです。そしてまもなく美しい日の出を見ることができました。
どの動物に会えるかは運次第と言われていましたが、幸運にも5時間の滞在でキリンやハイエナをはじめメスライオンやカバ、バッファロー、サイ、ダチョウ、インパラ、サル、クロコダイル、シマウマなど数多くの野生動物を見ることができました。
ジープの移動中ドライバー同士が無線でやり取りしていて、動物がいるという情報をキャッチすると猛スピードでガタガタ道を疾走するため、しっかりつかまっていないとふり落とされそうでしたが、ドライバーはこれこそアフリカンマッサージ、と笑っていました。
朝早くに出発しボックスブレックファーストを持参したたむ、8時過ぎに広場で朝食タイムを取りました。パークレンジャーの先導で散歩に出かけると、バッファローが通った形跡が見つかりました。
大自然と野生動物でケニアを体感した後は、ボマスオブケニアでケニアに住む民族文化を食事、住居、伝統舞踊からケニアを学ぶ機会となりました。
ケニアの食事は豆やとうもろこしを中心に青菜やビーフ、チキン、ヤギ肉などが提供されますが、味つけが塩胡椒、レモンやハーブでとても食べやすかったせいか、1週間の滞在で生徒の食欲が落ちることはありませんでした。
劇場で披露された伝統的な楽器の音色に合わせた民族舞踊はしなやかさと力強さを備えるもので、それぞれの民族のスピリットを受け継いでいるように感じました。第2部では観客もステージに呼ばれて一緒にダンスをする場面もあり、何人かの生徒も積極的に踊り拍手をもらっていました。
ショッピングモールで合流したSIKUNJEMAスタッフとは空港でお別れしました。行きと同様ドバイ経由で約20時間後に羽田空港に到着します。今回の旅の計画の実施のためにSIKUNJEMAスタッフには12月から何度も交流先に足を運び、現地の人たちと私たちをつないでくださいました。SIKUNJEMAのサポートがあり、参加した生徒がいてアフリカ ケニア共和国への旅が作り出されました。大自然、人、動物に触れてケニアを全身で体感した7日間の旅は確実に人生を変える経験となったことでしょう。