・商業科教育目標
急激に変化する社会の中で、力強く逞しく生きていけるように、次の3つの教育目標を設定しています。
①時代の進展に対応したビジネス教育の推進
②特別活動・課外活動を通した健全で豊かな人間性の育成
③多様な進路に対応したキャリア教育の充実
本校の教育理念は、校歌にあるように「心の誠」です。この心のまことをキーワードに次のような能力の育成を図っています。
心:豊かな心
<職業人として必要な礼節、思いやり、協調性、倫理観を育てます>
ま:学び続ける力
<基礎的・基本的な知識・記述の確実な習得と自ら学ぼうとする力を育てます>
こ:考察する力
<習得した知識や技術を活用し、思考力や表現力を育てます>
と:問いかける力
<自ら課題を発見し、主体的に判断し行動できる力を育てます>
商業科では、簿記会計分野、ビジネス情報分野、マーケティング分野、ビジネス経済分野を軸として、職業人として必要なビジネスに関する知識や思考力を身につけます。
学習したことを生かして簿記検定等のさまざまな検定・資格の取得に挑戦します。
また、商業の見方、考え方を生かした探究活動に取り組み、ビジネスにおける実践力を磨きます。
そのほか、社会人として必要な国語や英語など普通科目も学習し、確実な定着を目指します。
ビジネスを行う上で欠かせない、簿記会計について学習します。
企業において日常発生する取引について、正確に記録、計算、整理する能力を身につけることや会計処理の方法について学習します。
また、決算などで必要となる財務諸表の作成方法や読み取り方について学習します。
(公財)全国商業高等学校協会主催簿記実務検定1級(会計部門)、2級や日本商工会議所簿記検定2級の取得を目指します。
製造業において日常発生する取引を正確に記録、計算、整理するための能力を身につけます。
(公財)全国商業高等学校協会主催簿記実務検定1級(原価計算部門)、日本商工会議所簿記検定2級の取得を目指します。
ビジネスを行う上で欠かせない、コンピュータの活用方法や仕組み、それらを利用した情報処理の方法について学習します。
表計算ソフト、ワープロソフト、プレゼンテーションソフトなどのソフトウェアの使い方や実務で必要なソフトウェアの使い方についてコンピュータを用いて学習します。
(公財)全国商業高等学校協会主催情報処理検定(ビジネス情報部門)取得を目指します。
近年活発となっている電子商取引に必要な知識や技能、ウェブページ制作に必要なスキルについて学習します。
企業におけるマーケティング(市場調査)に関する知識や技能について学習します。市場調査に必要やプロセスや消費者の購買行動、製品のライフサイクルなどに関する知識や思考力を身につけます。
(公財)全国商業高等学校協会主催商業経済検定(マーケティング)の取得が可能です。
市場を構成する売り手(供給)と買い手(需要)に注目し、双方の行動の特色について経済学的に分析します。また、一国の経済の動向や循環に関する知識や技能について身につけます。
(公財)全国商業高等学校協会主催商業経済検定(ビジネス経済A)の取得が可能です。
法の意義や役割を理解し、ビジネスの諸活動を遂行するために必要な民法や商法等に関する基礎的な知識を学習します。
(公財)全国商業高等学校協会主催商業経済検定(経済活動と法)の取得が可能です。
商業の見方、考え方を生かして、商業に関する課題を設定し、その解決を図る学習を通してビジネスに必要な専門性を身につけます。
具体的には少人数のゼミナールを開講し、生徒のみなさんの興味・関心に応じてゼミナールを選択し、1年間かけて探究活動を行います。
実践的な取組や探究活動を通して、これまで学習した商業の知識や技能、思考力を高めます。ビジネスアイデアに関するコンテストに応募したり、観光に関する作品を制作しそれらを応募するなど、活発に活動しています。
2年生で実施する修学旅行では沖縄県を訪問し、平和学習や現地の民泊体験、選択体験等を通してさまざまな学習や体験をします。
また、修学旅行を通して、学級・学年の仲を深め、より良い学校生活を送るための活動を行います。