万国国際交流プログラム~ケニア共和国派遣 Day 4
今日はSIKUNJEMAが支援している孤児院を併設する小学校を訪問しました。少し離れた敷地には職業訓練校もあります。木工、美容、セメントバッグの製作所を見学し、各セクションの先生方やスタッフに話を聞くことができました。
小学校では3年生、4年生と交流の時間を持つことができました。簡単な自己紹介をした後、3年生にはまず日本文化紹介及び体験コーナーを設けてけん玉、缶ポックリ、お手玉(アフリカ布を継ぎ合わせ、大豆を中に入れて作りました)を体験できる3ヶ所に分けて、ローテーションでY校生ペアが回りました。
続いて行ったのはジャンケン列車です。デモンストレーションを行った後で、マツケンサンバの音楽に合わせて2ラウンド行いました。列車のように列が長くなることに子どもたちは大興奮でした。
最後に事前に折り紙で作った手裏剣と柿の種を一人ひとりに渡しました。手裏剣はNINJA starとして海外の子どもたちに人気ですが、ケニアでもとても喜ばれました。
続いて4年生は体を動かす要素を多く取り入れるようにし、ジャンケン列車からスタート、その後大縄とソーラン節を体験してもらいました。先頭に立つY校生を見ながら踊り、「そーらんそーらん」のかけ声が響きました。
子どもたちとは給食も一緒に食べ、すっかり懐いているようでした。
帰り際に多くの子どもたちが生活する孤児院の生活エリアの見学もさせていただきました。2段ベットが並ぶ共同生活ですが、手洗いで洋服を洗濯をしたり、整理整頓をしたり、自立支援を促すための指導をきめ細かくスタッフが行っていることがわかる生活環境でした。
午後は2011年に世界遺産に登録された大地溝帯(Great Rift Valley)に向かいました。アフリカ大陸を縦断する谷を見下ろすオレポロスからは息を呑む絶景が広がっていました。思いがけずマサイ族の人たちがやって来て、一緒にダンスをするという経験もすることができました。
夜の振り返りでは、孤児院で暮らす子どもたちの生活と自分たちのくらしとのギャップに胸が締めつけられた、明日も来るの、また来るよね、と子どもに尋ねられ、何も言うことができなかった、感情が揺さぶられた1日だった、という声が何人からも聞かれました。この鮮明な経験を帰ったらどう伝えることができるか、自分には何ができるか、などを言葉にしながらお互いの思いや考えを深める時間となりました。