感性は芽吹く
今日は3年生が芸術鑑賞の日。
朝から班別行動で、電車を乗り継いで有明まで向かいました。
極力乗り換えが少なくなるように、新橋駅でゆりかもめに乗り換えて現地へ。
ちょっと天気が怪しかったのですが、傘が無くてもなんとかなる程度の小雨で済みました。
有明駅から劇場までの道のりは、タワマンが立ち並ぶエリア。
「先生、あそこは”億”しますか!?」と、生徒たちも歩きながら興味津々でした。笑。
非常に寒く、りんかい地区とあって風も強かったのですが、多くの生徒がダウンやマフラーなど真冬モード。
おしゃれを楽しんでいました。
私たちは1階席の後方中央~左手の座席。ステージ全体が楽に見渡せて良い席でした。
公演が始まる前は「ミュージカルは苦手です」「眠い…」と言っていた生徒たち。
実際に始まると、劇団四季の圧巻のパフォーマンスに目を奪われる生徒も多くいました。
間に20分の休憩をはさんで2時間半ほどの公演は、HP担当はあっという間に感じられました。
中には、ミュージカルが肌に合わずに途中で寝てしまった生徒もいたようですが、、、
大人になった時に、何かの機会で改めてミュージカルに触れてみてほしいなと思います。
というのも、私も、劇団四季のミュージカルを観劇するのは人生2度目。どちらかというと苦手でした。
1度目は「CATS」だったのですが、感動はしても、またミュージカルを観よう、とは思えませんでした。
しかし今日の「ライオンキング」を観て、以前の印象とずいぶん大きく変わりました。
「子どもが大きくなったらお金を払ってミュージカルを一緒に観に行きたい」と自然に思えたほどです。
中学3年生の時点で、ミュージカルに全く興味がない人もいれば、30代になってミュージカルを楽しいと思う人もいます。
特別なことをしていなくても、人それぞれの感性がある時豊かになり、刺激を別の感覚で受け取れるようになる。
そのときが来るかどうかはわかりませんが、様々な角度から様々な時期に刺激を得ることは、人生を豊かにするのだなと実感できました。
もしかすると、今日の公演を観て、ミュージカルって素敵!もっと観たい!やってみたい!等、新たな芽が出た生徒もいたかもしれません。
ぜひ3年生の保護者の皆さまも、お子さまのお話を聞いてみてもらえたらと思います。
余談ですが、けさ現地に向かう際、たまたま上大岡駅のホームで本校のある卒業生に久々に遭遇しました。
在学中からミュージカルが好きだったその子は、高校卒業後は芸能関係のお仕事を目指します、と立ち話で聞きました。
当時の3年生は芸術鑑賞で劇団四季には行っていなかった時代。
「今日これからライオンキングを観に行くんだよ」と話したら「いいなぁ~」と羨ましそうでした。
当時は、コロナウイルス全盛期で、東京へ出ることがはばかられていたので・・・
改めて、感染症が落ち着いた”今”に感謝です。