昨日、東中祭2日目、合唱の部を県立音楽堂で行うことができました。

 

天気も良く、生徒たちも校外での活動、また、練習の成果を発揮する会場へ向かう足取りに高揚感がみられました。

 

在校生にとって初の、会場を借りての合唱。

実は学校としても、校外での合唱は実に4年振り。コロナ禍によって途切れたものが復活した形です。

生徒の中には「なんでわざわざ学校の外でやるの?」なんて声も聞こえてきましたが、会場に着いてからはそんな声は一切聞こえませんでした。

 

立派なグランドピアノと、まばゆい照明、奥行きと天井高のあるステージ。

そして2フロアに分かれた観客席に、生徒たちの緊張感とワクワク感が一層高まっているように見えました。

かくいう私も、久しぶりの立派なホールで各クラスの立派な合唱を聴くことができるとあって、心が躍ったのは言うまでもありません。

オープニングセレモニー。実行委員の3年生が主体となって、合唱への気持ちを高める映像と寸劇から始まりました。

そして、合唱。午前中に1年の部・2年の部、午後に3年の部。

多くの保護者の方にもお越しいただき、一曲終わるごとに割れんばかりの拍手に包まれる会場。

準備も練習も大変なことは、生徒も職員もそうなのですが、この瞬間に立ち会うと「開催して良かったな」と報われます。

 

各学級の合唱が終わり、採点の集計を行う間、コーラス部、吹奏楽部の発表。

会場を盛り上げる瞬間もあれば、静かに聞く瞬間もあり、まさに一体となった会場。

 

どう写真をとっても動きが激しく、ブレてしまう生徒たち。すみません。苦笑。

吹奏楽部の演奏には、後半にコーラス部や職員、一般生徒も参加した「ベテルギウス」の合唱もあり、さらに盛り上がる会場。

最後は生徒全員総立ちの中、吹奏楽部の「青と夏」の演奏と大合唱で幕を閉じました。

クロージングセレモニー。合唱を盛り上げた立役者たち。

そして、表彰。各学年から1クラスずつ、最優秀賞の賞状とトロフィーが贈られました。

最優秀賞に輝いたクラス、また他のどのクラスも、練習期間が例年より短かったにもかかわらず、立派な合唱でした。

本当にお疲れさまでした。そして、感動をありがとうございました。

3年生は今年が最後の合唱。学年全体写真をステージで、学級写真を音楽堂前で。

何をするにも、3年生は「最後の」が付きますが、合唱はその懸ける思いが強い生徒も少なくありません。

勝っても負けても、取り組んできた時間のすべてが合唱です。

本日各学級で振り返りを行いましたが、この取組が生徒にとって今後の糧になっていたら、糧にしてくれたら、と願うばかりです。

 

実施にあたり、観覧にお越しいただいた保護者の皆さま、来賓の皆さま、運営にご協力いただいたPTA役員の皆さま、地域コーディネーターの皆さま、会場を貸してくださった県立音楽堂のスタッフの皆さま、かかわったすべての皆さまに、ありがとうございました。

課題も反省もありますが、来年度以降、より良いものにできるよう、職員もしっかり反省し、次につなげていきたいと思います。

今後とも本校の教育活動にご理解とご協力のほど、宜しくお願い致します。