梅雨の最中とは思えないほどの晴れ渡る青空のもと、1年生は遠足という名の校外学習に出かけてきました。

2年生の自然教室、3年生の修学旅行へとつなげるための、大切な行事のひとつです。

昨年度はソレイユの丘で班別行動を中心とした活動を行いましたが、今年は自然教室と修学旅行を足して2で割り、1日にギュッとまとめたような企画をしました。

 

場所は江ノ島。実は、およそ2年半前にも来ています。

この時は、コロナ禍で「泊をともなう自然教室は行ってはいけない」2年生のために、日帰り2日間で行った「海と山の大自然教室」でした。

今回は、この時に好評だったプログラムが元になっています。

 

まずは駐車場にバスを停めて、江ノ島水族館へ。海岸には、2年半前には見られなかった「海の家」の建設ラッシュ。

果てなく続く砂浜に、ようやく活気が戻ってきたようです。

 

入口で集合の時間を確認し、班別行動第一弾がスタート。中に入ると、涼しい館内と見慣れない海の生き物に興味津々。

ひとつひとつの水槽に食い入るように、じっくりと観察している班が多かったです。

中には、10分と経たずに暗がりの中で離ればなれになってしまった班もあり、さっそく今後の課題が見つかりました。

 

2年半前との違いのひとつが、季節です。今日は紫陽花をテーマにした金魚の特設展示もあり、涼を感じることができました。

 

館内最奥にある、イルカショーのステージ。他の団体のお客さんも来ていて、ほぼ満席。

ここも以前は”短縮版”での上演だったりと、制限を感じるものでした。今回はそうした話もなく、生徒たちもトレーナーの皆さんも楽しそうでした。

見学後、集合時間にほぼすべての班が遅れることなく集合できました…が。

あいにくの強風のため、予定していた地引網が中止に(学年主任が中止を発表した瞬間の写真です)。

その代わり、砂浜での自由時間を、と発表したら、すぐに喜びの声が。1年生、切り替えの早さが素晴らしいです。

 

砂浜で学級写真を撮影後、ぞくぞくと海に入る1年生。海の向こうには富士山の山頂も顔を覗かせました。

 

(たぶん)地引網のことは忘れて、元気いっぱいに活動する1年生。

中には羽目を外しすぎてずぶ濡れになった生徒も数名いましたが、今後の糧としてもらえたらと思います。

バスに乗る前に、しっかりと足の砂と海水をタオルでふき取る1年生。ちゃんとしています。

 

バスの車内で(ずぶ濡れで天日干しが必要な生徒は、もちろん外で…苦笑)昼食後、江ノ島本島へ。班別行動第二弾です。

地引網の中止に伴って、見学時間を多めに確保することができました。

入口の鳥居を入って100m。アイスをほおばる1年生、多数。笑。暑かったです。

暑さが厳しいため、江の島名物の「エスカー」に並ぶ班も。

 

コッキング苑やシーキャンドル、岩屋の洞窟など、各班が事前に計画したところをまわってきました。

巡回中、集合時間が近づいてくると島内各所で「あと〇分だよ!急ごう!」と声をかける生徒があちこちに。

時間への意識の高さがうかがえました。

・・・が、結果的には集合時間に遅れた班が一定数。意識はしていたものの、江ノ島の広さと険しさは想像以上だったのかも。

班によっては、水分補給や途中の休憩にも時間がかかることを学べたかもしれません。

来年の自然教室や修学旅行につなげるためにも、事前学習やその場の状況をふまえて見通しをもつことも、今後の課題のひとつとなりそうです。

 

何はともあれ、全員無事に学校に戻ってくることができました。

明日の解団式、事後学習で、さらに学びを深めてもらえたらと思います。1年生の皆さん、お疲れさまでした!