本番までが全部合唱
本日から、10月の東中祭に向けた合唱練習が各学級ではじまりました。
今年は練習期間が例年よりやや短く、1か月ほど。今月末には学年リハーサルを控えています。
職員も、合唱の指導方法について校内研修を行い、研鑽を深めて今回の東中祭に臨んでいます。
1年生ははじめての合唱。廊下にパート別に集まってCDを聴きながら音を取るも、その様子はまだぎこちなく見えます。
同じ種目を好きになって集まった部活や、地域のクラブ活動とは違い、偶然出会った学級の仲間と急に作ることになる合唱は、生徒たちにとっても、それを支援する職員にとっても、違った難しさがあります。
音楽的な知識の有無も大切かもしれませんが、それ以上に「集団」を「チーム(=共通の目的をもって集まった2人以上の集団)」に導けるかどうかも大事かなと、個人的には思います。
合唱へのアプローチは担任によりとても個性の出るところで、練習1回目の今日は各クラス違った姿を見せていました。
2年生。この2クラスは、歌う練習の前に、じっくり会議。パートリーダー(実行委員?)が前に立ち、本番までの見通しを確認していました(左)。
また、パート別に集まっての打ち合わせを行っているクラスも(右)。
2年生になると、昨年の経験があるので、今年はこうしたい、という思いをそれぞれがもつようになり、建設的な話し合いになりやすいです。
また2年生でも、いきなり歌を通してみるというスタイルのクラスも。
合唱練習の割当は、くじ引きによる運。1回目からいきなり音楽室に割り当てが入ったクラスは、ピアノに合わせながら声を出していました。
こちらも特別教室(被服室)の割り当てが入ったクラス。1年生です。
担任が中心になってパート別練習。
そして3年生です。3年生ともなると、パートリーダーが先導して、担任がその場にいなくても練習をリードする姿が珍しくなくなります。
やはり最後の合唱だから、と想いを強くする生徒も多く、今年もきっと有終の美を飾ってくれると思います。
ひとくちにパート練習、と言っても、先ほど1年生の写真にあった整列スタイルや、上の2枚のように円になるスタイル、さらに立ってやるか座ってやるかなどにも、各クラスの戦略が潜んでいたりもします。
最終的に順位はつきますが、結果だけではないのが合唱。そこにたどり着くまでの過程も、合唱です。
活動の過程で、集団で行うものづくりの楽しさや難しさ、充実感や苦しみも味わいながら、「自ら学び共に学」べる人になってもらえたらと思います。
がんばれ、東中生!