~入退場は、前を見て~

 いよいよ卒業まであと4日になりました。今日は昨日と違い、春らしい陽気になりましたので、5・6年生は張り切って練習しました。

 お別れの言葉は、ひとりひとりが思いを届けられるように 「間」をとり、ゆっくりはっきり言葉を言いました。言葉と言葉のつなぎも休みがいたときのつなぎ方も確認しました。歌のときの指揮者・伴奏者の移動がスムースに行われました。指揮の合図で子どもたちが歌う準備をして、大きく歌う・小さく歌う・ゆっくり歌う・早く歌う・だんだん盛り上げるなど息が合ってきました。伴奏者と指揮者の息もぴったりです。指揮者から伴奏者が見ずらいと、ピアノの前に立っている人がささっと動きます。すべてがひとつの流れになって、お別れの言葉が展開されました。6年生の流れを5年生がしっかり受け止め、順番によびかけ・合唱しました。

 入退場も念入りに練習しました。入場は式場の入り口で礼をして、前の人と適度な間隔をあけて入場します。目は前を見て進みます。どこを見て進むかは、子どもたちにはとても難しいのです。たくさんの人に見られて歩く経験が今までありません。当日は緊張するので、どこを見て歩けばいいのか。何度も練習するのです。(左の写真)

 退場は、卒業証書を授与され、お別れの言葉を述べ歌ってからほっとして行われます。保護者がたくさん見守る中を退場するのです。立派な態度で退場するところをみていただけるように、何度も練習をします。5年生はアルトリコーダー・ソプラノリコーダー等で演奏しながら送ります。速すぎず、静かに、温かい音で奏でます。全員が退場し終わるまで演奏は続きます。(右の写真)

 6年生は間隔をあけて、角ではびしっと曲がって、前を見て進みます。ちょうど在校生が作った桜の花がりぼんにつけて下がっていますので、目印になります。以前に比べれば、間隔の取り方が上手になりました。ひとりひとりが、目を使って間隔をあけられるようになりました。明日は、いよいよ予行練習です。