~炭になかなか火がつかない~

 七輪に炭・枯れ枝・わりばし・牛乳パックを入れて、火をつけました。「わ~火がついた。」「あおげ、あおげ」「火は燃えてるけど、下の炭に火がつかないみたい。」「火は燃えてるのに・・・」「炭には火がつきにくいのよ。火はどこに向かって燃えていますか?」「上です。」「炭は下にある。」「そうか。炭を燃えている火の上に置かないと火がつかないのかな。」「炭を火の上においてみようよ。」

 火ばさみで炭を取り出し、わりばし・細切り牛乳パック・枯れ枝を入れてからその上に炭を入れて火をつけました。「わ~燃えてる燃えてる。」「火が炭に届いてるよ。」「炭に火がつくといいな。」「炭に火がつかないと、おもちを焼けないもん。」「まずは、火おこしが大切だよ。」「火は見えなくなったけど、なんだかあったかいな。」「炭に火がついたのかもしれない。」「先生!見てください。炭に火がついていますか?」「どれどれ、大丈夫!炭に火がついていますよ。」

 金網にもちをのせました。(中の写真)「時々ひっくり返さないと黒くこげますよ。」「はしを使ってひっくり返そう。」「いいにおい。だんだんおもちが焼けてきた。」「ふくれてきたよ。おいしそう。」「はやく食べたいな。」「まてまて、あわてない。」どの子もどの子もおもちが焼けるのが待ち遠しくて、じっともち網の上のおもちを見つめます。レンジで〇分。というのとは、全然違います。目の前でおもちが焼けていくのが、初めから出来上がりまで すべて見られるのです。待ち遠しくても じっと我慢して 待っていられます。

 やっとおもちが焼きあがりました。ふっくらふわふわ 熱々のおもちです。何もつけなくても 香ばしくて、フーフーしながら大切に味わいました。七輪で火をおこすのは、時間がかかるけれども 教えてもらいながら自分たちでもできました。昔の道具を使うのは難しいけれど面白い。子どもたちは満面の笑顔で火おこしに取り組んでいました。地域のみなさま・保護者の皆様の応援していただき 子どもたちは火をおこすことができました。ご支援をほんとうにありがとうございました。今後とも どうぞよろしくお願いいたします。