6年生は国語の授業で、宮沢賢治の作品『やまなし』を題材に学習を進めました。この作品は、蟹の兄弟が川底から水面を眺める視点で描かれており、自然の美しさと厳しさが対比される物語です。子どもたちは、自然の恵みの大切さや、死を乗り越えて生が生まれるという“生と死の循環”への深い洞察を読み取りました。学習のまとめとして、『やまなし』の魅力を伝える「本の紹介ポップ」を作成しました。同じ作品を題材にしていても、伝えたい言葉やイラスト、色や形がそれぞれ異なり、個性豊かな作品が並びました。これらのポップは現在、図書室に掲示されています。さらに学習の発展として、宮沢賢治の他の作品『注文の多い料理店』や『銀河鉄道の夜』などについてもポップ作りに取り組んでいます。6年生のポップを見た1年生が興味を持ち、図書室から宮沢賢治の本を何冊も借りる姿も見られました。6年生がこれまで培ってきた読解力や表現力を生かした国語のまとめとして、ぜひ図書室の「やまなしポップ」をご覧ください。