『進級、入学おめでとうございます』

 

校長 鈴木 康史

 

 桜の花びらの舞う中、令和4年度の小机小学校が始まります。みな一つ上の学年となり、気持ちも新たに一歩あゆみ出してくれるものと思います。また、1年生は、期待と成長を感じながら入学してきてくれると思います。

小机小学校4年目となりました、校長の鈴木です。少しでも明るく、前向きで楽しい学校生活になるように、教職員一同努めてまいります。

 

時機をとらえて

 コロナ禍などによる社会情勢で、教育活動や学校生活に制限が多い2年間を過ごしてきました。現状、まだ一気に改善とまではいきそうもありません。

この2年の間、行事や交流に制限がある中でも変わらずに移ろいでいったのが自然の織りなす季節でした。自然豊かな小机ですので、季節を感じながら過ごすことには事欠きません。桜の花が咲いた、柏の葉が緑になった、セミが鳴きだした、なしの実ができた、枯れ葉が全て落ちたと、「あ、今はこんな時季なのか」と気付くことがたくさんあるはずです。生活科や理科はもちろんのこと、汗や肌寒さを感じる体育など様々なことを通して、時季をとらえて学ぶことで少しでも「変化」や「今」を感じて過ごしてほしいと思います。

学ぶためには、適したタイミングがあります。それを逃すことなく、時機をとらえていくことが大切です。自分で疑問をもったときこそ学び時ですし、学習した直後が練習効果の上がるときであることが多いです。

今年、小机小学校は創立40周年を迎えますので、学校や地域の歴史を感じる貴重な時機となります。社会情勢も考えると盛大な周年行事はできませんが、さまざまな場面で「40周年」を意識していけるように工夫してまいります。

時機をとらえやすくする、時機をとらえて取り組む。一年間よろしくお願いいたします。