「  熱く燃え上がる 小机のまち 

                                                                      校長 鈴木 康史

 

 

 

 

 ラグビーワールドカップが9月20日に開幕し、大変な盛り上がりを見せています。小机小学校の学区にある横浜国際総合競技場では決勝戦を含む全7試合が行われます。その中で21日に行われたニュージーランドvs南アフリカ戦のオープニングイベントに本校のマーチングバンドが出演しました。神奈川県内の小学生から社会人までのマーチングバンドやバトンのチームが合同で試合前のスタジアムを盛り上げました。世界中から集まった観衆の前での演奏は貴重な体験となりました。

 試合前の小机駅周辺はそれぞれのチームの旗やユニフォームに彩られ、大変な賑わいです。商店街の方々やボランティアの温かなおもてなしにより混乱もなく、ファンの熱気に包まれている小机です。

 学校では28日に第37回運動会が行われました。今年度も多くのご来賓の皆様、地域の方々、ご家族にお越しいただき、大声援を送っていただきました。ありがとうございます。

 小机小学校の運動会の特徴は「たて割り活動」です。6年生から1年生まで、遠足や給食など年間を通して同じグループで活動します。運動会の赤、青、白3色対抗もそのグループです。1,2年生にとっては「いつものお兄さんお姉さん」が隣にいてくれるので安心です。上級生も自然に責任感が培われ、ほほえましい光景が随所に見られました。

 観る側にとっては運動会のプログラムは毎年同じようなものに感じるかもしれませんが、演じる一人一人の子どもたちにとっては常に新鮮です。例えば、高学年の「ソーラン節」。6年生にとって今年は教える立場となり、昨年以上に気が引き締まって練習のときからいつも真剣な眼差しでした。4年生「エイサー」も昨年見たあの演技を踊ってみたいと待ち望んでいました。運動会には応援団やリレー選手、聖火リレーに騎馬戦など「やってみたい」と思う場面がたくさんあります。毎年、変わらず行っているからこそ「いつかやりたい」憧れにつながっています。

 多くの人の前で「これまでの努力の成果を発揮したい」という熱い思いは、運動会の子どもたちもワールドカップ代表選手も同じかもしれません。小机小の校庭も国際競技場に負けないくらい熱く燃え上がった9月でした。 

【SDGsメモⅣ】

9月10日に、5年生は心の教育ふれあいコンサートと共に、国際交流協会(YOKE)に出かけました。WFO(国際連合食糧農業機関)等の国際機関の方から、気候変動や飢餓など国際課題、国連で採択された世界が2030年に目指しているゴールSDGs(主にSDG1、SDG2)について学びました。