「    入学 進級 おめでとうございます    

   校長 鈴木 康史

 

 お子さまのご入学、ご進級、誠におめでとうございます。ふた月前に植えたサクラソウが花をつけだし、小机の春を彩ってくれています。昨年度に引き続き小机小学校の校長を務めます、鈴木康史と申します。この1年、子どもたちの素直さと、地域や家庭の温かい支えにより学校運営に努めてまいりました。本年度もよろしくお願いいたします。

 新1年生や新たな教職員を迎え、新年度がスタートします。本来であれば「入学」「進級」ですので、新しい学年の様々な人たちや出来事との出会いが待つ、新たなスタートとなる時期です。しかし、今は世界的に感染拡大がみられる新型コロナウイルス感染症により、警戒を怠ることなく過ごす日々が続いております。感染リスクだけでなく、運動・体力、学力・学習習慣、食や睡眠などを含む生活習慣、仕事、抑鬱やストレス、デマや風評被害、ネット依存や情報モラルなど、様々な課題と我慢が突き付けられています。人間の理解を超えている仏の身・口(言葉)・意(心)などの意味をもっていた「三密」が、感染拡大の予防のために避けるべき密集、密閉、密接に取って代わっています。他者と関わり、対話し、学び合ってこそ身に付く学力や意欲・態度などが学校で学ぶ意義ではありますが、密集、密接を生まざるをえません。不要不急の外出を避けることや個人でできる学習や体づくりに努めるなど、各家庭で今できることを考えて実行していただき、1日でも早く安心して学校で学び、すごせる時間がくることを待ちましょう。

 さて、3月下旬に2009年から長年続けていますサクラソウ・プロジェクトが、「横浜市環境活動賞」の児童・生徒・学生の部 実践賞と生物多様性特別賞をいただくことになりました。準絶滅危惧種の自生のために、地域や新横浜公園、横浜さくらそう会と一体で取り組んできたことを評価していただきました。これまでのご協力に感謝いたします。また、今年から生活科、総合的な学習の時間として位置付けて、2年生から3年生にかけての活動に移行し、新たな展開をしていきます。 ※4月2日発行のタウンニュース港北区版に紹介されました。

  

【SDGsメモ Ⅹ】 2020年の目標として

 昨年に引き続き、SDGのトピックをお知らせします。SDGs(エス・ディー・ジーズ)は、国連で承認された世界が2030年までに目指すべき目標です。新型コロナウイルスが広まる2020年、SDG3「すべての人に健康と福祉を」が、世界共通の目標ではないでしょうか。その実現には、パートナーシップ(SDG17)が必要であり、住み続けられる街(SDG11)であるように人々の協力が必要な状況です。