『入学・進級おめでとうございます ~感謝を胸に~』

 

校長 鈴木 康史

 

 桜の花から新緑へ、また新たな年度が始まります。

 

 入学・進級おめでとうございます。

 

 校歌や校章、キャラクターにもあり、小机小学校のシンボルでもある柏の木は、冬の間も枯れた葉をつけたままで春の新芽が出揃うころにようやく葉を落とします。葉を残す特性は冬期も葉が残っていることで、冬の冷たい風や潮風、乾燥などから冬芽が守られ、落葉した葉は分解や地中への吸収が早くなっています。葉が落ちずに新芽に入れ替わることから、絶えず世代を継いでいく「家運隆盛」を象徴する樹木とされるなど、その特性が縁起や伝承の元になっています。

 

 ちょうど今、柏の木は葉が入れ替わっていっています。この一年がんばってきた気持ちを新たにし、新しい芽を開いてまた成長していく柏のように、小机小学校での一年をスタートできたらと思います。39年目という小机で積み重ねてきた伝統を尊重しつつ、令和、コロナ禍での新たな時代への対応をして進めてまいりましょう。

 

 コロナウイルス感染症との対応の日々は、まだまだ続きそうです。これまで、それぞれが対応してきていたことの大切さも感じる一年でした。そのような中、春休みに本校マーチングバンドが日産スタジアムをお借りして、工夫と協力によって独自イベントを行うことができました。対応をし合う他者への感謝、この状況でも協力をしてくださる地域への感謝、そして医療従事者等前線で対応されている方々への感謝を胸に、これからも感謝を忘れずに一年を過ごしていけたらと思います。

 

 

SDGsメモXV 

 

 2030年に世界が目指すべきゴールSDGsは、6年社会科をはじめ教科書等にも出てくるようになり、学校、職場、社会などだいぶいろいろなところで見かけるようになってきました。学校では、SDG4質の高い教育をみんなにSDG11住み続けられるまちづくりSDG17パートナーシップで目標を達成しよう が主たるものになると考えます。今年もSDGsで見直し、つなげていければと思います。