「    つながり 」

    副校長 矢崎 純一 

 新型コロナウイルスのため通常とは異なる新年度のスタートでしたが、ようやく緊急事態宣言が解除され、分散登校という形ではありますが、学校に子どもたちの活気ある声が戻りつつあります。

 まだまだ、新型コロナウイルスに感染しない工夫を、学校生活の様々な場面の中で取り組んでいかなければなりませんが、教職員一同、子どもたちが安心して登校できるように尽力してまいります。

 

 改めまして4月に副校長として着任しました矢崎 純一です。どうぞよろしくお願いいたします。

  あっという間に2か月が経とうとしていますが、着任初日の出来事を今でも鮮明に覚えています。

 着任初日の朝、北門から校内敷地に入るとウグイスのきれいな「さえずり」が聞こえてきてきました。まるで自分を迎え入れてくれているように感じました。住宅街の中ですが自然環境豊かな学校である印象を受け、清々しい気持ちでいっぱいになりました。着任して2か月経った今でも、朝、北門から学校に入るときにウグイスの「さえずり」が聞こえてくることがあり、朝の出勤時のささやかな楽しみにもなっています。

 ある日の夕方、校内を巡回しているとウグイスの鳴き声が変化していることに気づきました。

 以前勤務していた自然環境が豊かな小学校で、地域の方からウグイスは春になるとさえずりの練習を始めると教わったことを思い出しました。ウグイスの鳴き声が「ホーホケ」で止まったり、「ケキョ」とだけ聞こえてくるようになったら、ウグイスが「さえずり」を練習し始めたサインだそうです。

 小机小学校に勤務することになり、以前地域の方から学んだことが、時を経てつながりました。

 

 子どもたちは、様々な活動場面で人とつながり、学びを広げたり、深めたりしながら成長していきます。今年は、人との関わりに細心の注意を払いながら学習活動を進めていくことが大切ですが、子どもたちの学習がより豊かになるように、保護者、地域の方々のお力を可能な限りお借りしたいと思います。  

 

【SDGsメモ ⅩⅠ】 すべての人に健康と福祉を

新型コロナ感染拡大の下でSDG3「すべての人に健康と福祉を」を皆さんの努力で進められつつあります。日本では、SDG6やSDG9等に関連することもよかったのかもしれません。今後、外出自粛の生活から、少しずつ日常を取り戻していくためには、SDG12「つくる責任つかう責任」を意識して経済や地域(SDG11)が活性化していくことも大切です。SDG4もかしわタイムから学校へ、いよいよ動き出します。