令和2年度 10月号
「 コロナ対策の下での運動会を終えて
校長 鈴木 康史
8月からの猛暑も秋分の日のあたりから治まり、「暑さ寒さも彼岸まで」の慣用句どおりとなりました。学校再開から4か月が経ち、短めの前期を振り返る時期となりました。
さて、9月27日(日)に、天候により延期となりました運動会が、多くの参観と感染対策へのご協力を得て無事終了することができました。スムースな入れ替えなど、限られた中での参観でしたがご協力ありがとうございました。例年と違う密を避けた練習、直前に連休と雨天で校庭での練習間隔が開いてしまうなど、低学年中心に十分な準備がでない部分もありましたが、今年の状況下でできる最大限の形で実施することができました。
初めての運動会に張りきった1年生。去年より成長を感じながら頑張った2年生。走るのも演技も一番手として堂々とやりきった3年生。バリエーション豊かな動きでいきいきと動いた4年生。運動会係活動もしながら、小机伝統のソーランを6年生から5年生へ伝承し、来年への自信をもった5年生と今できる力を出しきった6年生。一人ひとりが、「今できることをやる」を達成した運動会になったと思います。例年と違う運動会においても、参観体制や種目の選択、開催時間など、様々なことを考える機会となりました。今年度のコロナ対応は、近年の猛暑やセキュリティ対策を考えていくうえで、参考にしていきます。
今年は多くの方が集まることができなかったり、不特定の方が集う場の改善や工夫が求められたりしています。授業参観や合唱フェスティバルなどもできない中、運動会は子どもたちが集う、子ども同士や子どもと先生が関わる姿を見ていただく数少ない機会だったと思います。
11月に予定していました6年生の日光・赤城の修学旅行ですが、現地で様々な感染対策等がなされておりますので実施を模索してきましたが、総合的に判断して断念することになりました。6年生については代替の行事を検討しています。10月には4学年で市内での遠足や見学が予定されているなど、学校や各施設の感染防止ガイドラインに沿ってできることを実施していきます。