「   交流に学ぶ 交流の輪を広げる 

                                                                      校長 鈴木 康史

  春に今年度がスタートし、暑かった夏、行事の続いた秋と経て、元号が「令和」に変わった今年も、早いもので残すところあとひと月となりました。寒暖差激しい中、気が付けば10℃を割る日も多くなってきました。子どもたちは、学習や行事を重ねて、自分と友達との関係を成長させてきました。また、本校で大切にしている「たてわり活動」では、学年を越えた交流の中でその学年なりの役割を果たして成長してきています。この11月も、区音楽会、球技大会で他校の児童と交流したり、個別支援級が中学校ブロックと、1年生が幼稚園や保育園児と交流をしたりする機会がありました。 ※26日の区球技大会は延期となりました

 見学や遠足、宿泊体験学習は、現地に赴きそこにあるもの・ことを見ることに加えて、人と関わることで学んできます。交流の中で学ぶことは、自分にない視点や価値観を知り、自分の見方・考え方を見直すとともに、相手を理解し尊重していく機会になります。他のクラスの合唱を聴く、合唱フェスティバルもそんな機会になると思います。

 交流の輪を広げることは、これからの国際社会を生きる子どもたちにとっては大切です。12月13日には、交流を続けている中国北京市の和平小学校から来校が予定されています。2年前に小机小学校に来たときに、給食当番が自分たちで準備しているところを見てもらいました。10月に和平小を訪問して現地で日本の食と音楽の授業をしてきた高原栄養教諭と石川教諭の報告によると、日本のように給食当番を取り入れていたそうです。今回の交流では、お互いにどんな新たな発見があるか楽しみです。

 年末年始は、各家庭でも親戚と会ったり旅行をしたり、いつもなかなかな会わない人と会うことが増えます。「あいさつ」をしっかりして、交流を深めたり広げたりしてほしいと思います。また、この時期ならではの日本の文化に触れる機会に、その意味や所作などを学んでほしいと思います。

  

【SDGsメモⅥ】 人権週間

 SDGsは持続可能な世界を実現するためのターゲットを“地球上誰一人取り残さない”ことを目指しています。男女や国などによらず、雇用などが平等に保障されている社会を意識していくことも大切です。12月10日の世界人権デーに向けての一週間が人権週間となっていますが、小机小学校では11月18日から各学年や学級で人権にかかわる学習を展開しています。