国内の学校では、4月から6月にかけて健康診断を行っています。これは、学校保健法に示されている法定健康診断です。①健康状態を把握すること、②健康課題を明らかにすることで健康教育に役立てること、の2つの役割を担っています。
令和元年に閣議決定された「内閣官房・成長戦略フォローアップ」では、PHR(Personal Health Record)の推進が謳われており、本人や家族が健康履歴を把握することにより日常生活改善や健康増進につなぐことの重要性を説明しています。小学校での健康診断はその初期としての重要な機会です。
今日は、教育委員会関係者の視察のもと、耳鼻咽喉科検診を実施しました。「たくさんのお子さんに対して、個別に配慮しながら丁寧に診断している」と校医さんに対して高い評価をいただきました。
今日の対象児童は1年生と4年生、計250名ほどの診断を90分ほどで効率よく進めるために、本校養護教諭も工夫をしています。使用器具の点検・準備に加え、教室で待っているクラスにメッセージを届けて、待ち時間の有効活用を行いました。
すでに終えている内科検診、眼科検診、今後予定している歯科検診を含め、終了後に受診勧告が届いた場合には、お子さんの状況に即してご活用ください。