今年もあと3か月。今週金曜日は前期終業式です。

 今日の朝会では、前期最後の1週間を大切にしよう、しっかり前期を振り返ろうという話をし、特に、いじめや差別について話をしました。

 

<話の一部>

「私の思いは『いじめ・差別がない学校、みんなが元気で楽しい学校を作ること』です。そのためには、みなさんの優しい気持ちと、勇気が必要だと、何度も言ってきましたね。」

 

「仲間と一緒にいると、自分のやっていることが、いけないことだと、気が付かなくなってしまうことがあります。(中略)見て見ぬふりをする、何もしないのは、つらい思いをしている人からみれば、何で助けてくれないんだろうと思うでしょう。」

 

「人は、みな、平等に生まれてきました。誰がえらいとか、えらくないとかはありません。みんな、それぞれ違ったいいところがあります。だから、誰かをいじめる、差別するということは許されません。前期終了までの4日間、自分自身を振り返り、人の気持ちを感じられる人になってください。」

 

 大切なのは、子どもに、単にいじめや差別はいけないということだけを伝えるのではなく、いかに子どもたちの人権意識を高め、人勧感覚を磨くかだと考えます。授業や集会など、様々な場面で、自分を大切に、相手も大切にする気持ちを育てていただきたいです。(朝会の後、話を聞いて自分の考えや感想を書いた子どもたちがいました。どのような内容を書いたのか見るのが楽しみです。)

 

 合わせて、私たち教職員についても、一人ひとりが自分の課題として人権に向き合い「差別をするつもりはなくても、差別をしてしまうかもしれない自分」に気づくことや、「こだわり」や「固定的な価値観」が人を傷つける要因となることに気づくよう自分自身に問いかけていきます。