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実施日時:平成30年11月5日(月)3・4校時、6日(火)5・6校時

場所:英語ルーム

 国語の「だれもが関わり合えるように」「手と心で読む」では、点字を通して、誰もがよりよく関わり合うためにはどうすればよいか、を考えてきた4年生。学級で点字の打ち方を学習するなど、徐々に福祉に興味をもち始めました。

 今週は、聴覚障がい者の方や、視覚障がい者の方を講師として本校にお招きし、様々なお話や体験活動をさせていただきました。

 5日(月)は、聴覚障がい者の方には、「日常のどういう場面で困ってしまうのか、また、私たちがどのようにすればよいのか」をロールプレイ(役割演技)通して教えていただきました。 

 「電車に乗っているときに、電車が故障して動かなくなったことを、耳の不自由な乗客に伝えるにはどうしたらよいか」「自転車に乗っているときに、耳の不自由な人が前を歩いていたらどうやって伝えるのか」など、4年生は知恵をしぼって、様々な方法を探って実践していました。

 また、スポーツの名前や簡単な会話などの手話も教えていただき、すぐに覚えて使うことができていました。新しい言葉を覚えたようで、世界が広がったことを喜んでいる様子でした。

 6日(火)は、視覚障がい者の方には、「みんなの心がどんなふうだったら、見えない人も含めて、だれもが楽しく暮らせるのか」を中心に考える授業をしていただきました。

 「配慮」「なかまはずれを作らない」「みんなちがってみんないい」を考えるキーワードに、楽しいゲームや、ユニバーサルデザインやバリアフリーの製品の紹介などを通して、教えていただきました。

 障がい者スポーツとして「ブラインド卓球」の体験や、まちで目の不自由な人を道案内して誘導する体験、声出しじゃんけんゲームなどをさせていただき、視覚障がい者の方々と一緒に楽しむことで、私たちは障害を作り出さないこと、障害をなくすことができることを知りました。

 2日間の福祉体験授業で、様々な講師の方々とふれあうことで、福祉がより身近に感じられたようです。次週は、車いす体験も予定しています。ここで学んだことを生かして、12月1日(土)のオープンスクールデーの発表につなげていきたいと思います。