学校地域コーディネーターの小原様が鈴虫をもってきてくださいました。校長室の前に設置しています。鈴虫を説明する掲示物でも作ろうかと思いましたがやめました。気がついた子どもたちがどんな反応をするかをみてみたいと思ったからです。

 たくさんの子どもたちが校長室の前で足を止めてケースの中を観察しています。しかし、鈴虫のことを知らない子が思っていた以上にいました。「これ何ですか?」と質問する子もいれば、友達同士で話し合っている子もいます。疑問に思うから知りたくなる。知りたくなったから調べてみる・聞いてみる。聞いてみるから会話が生まれる。鈴虫のケースを置くだけで、このような活動が生まれました。これこそが教育の原点だと私は思います。

 ついついよかれと思ってやってしまいがちですが、説明する掲示物などを作らなくてよかったなと思います。