学校司書の姫野先生より6月におすすめの本を紹介します。

【低学年向け】

『かさ』(太田大八)

黒い傘をさしている人の中を、赤い傘の女の子が歩いていきます…

使われている色は赤と黒の二色だけ。文字のない絵本です。

雨の音や匂いを思い浮かべながら、自分だけのお話を作ってみましょう。

 

『あめふり』(さとうわきこ)

同じ雨の絵本でも、こちらはパワフルな“ばばばあちゃん”が登場!

毎日雨が降ることにハラをたてた“ばばばあちゃん”の驚きの作戦は…?

【中学年向け】

『テクテク観察 ツバメ日記』(七尾純)

日吉駅の構内では、ツバメが巣を作り、ヒナに餌を届ける姿が見られます。

そんな身近な鳥であるツバメの巣作りや生活について、写真家の七尾さんが書いた観察日記。

『みずたまのたび』(アンヌ・クロザ)

科学絵本として水の循環を学ぶもよし、“水の旅行記”の物語として読むもよし。でも、まずは純粋に絵本として、すてきな色が広がる世界を楽しんでください。

【高学年向け】

『雨ふる本屋』(日向理恵子)

おつかいの途中、雨宿りで入った市立図書館。そこでカタツムリに導かれて“雨ふる本屋”に迷い込みます。色や情景の描写がキラキラしていて想像力を掻き立てられます。

 

『みみをすます』(谷川俊太郎)

「みみをすます/きのうの/あまだれに/みみをすます」

すべてひらがなで書かれた詩。作者の谷川俊太郎さんは「声に出して、耳で聴いてもらいたくて書いた詩」とおっしゃっています。ゆっくりと、ことばを味わってください。

 

*横浜市立図書館では、通常の貸し出しが再開しています。手に取って本を選ぶこともできます。外で遊べない雨の日は、本の世界に行ってみましょう。