昨日、家族で旭区にある四季の森公園に散策に出かけました。

今週は木曜日から雨が続くという予報。

桜の満開予想である3/25(土)には、桜はもう散ってしまっているのでは…という不安から、お花見へ。

 

四季の森公園には、「さくらの谷」というエリアに多様な桜が植えられています。

木々には、「横浜緋桜」「ソメイヨシノ」など、桜の種類もわかるように名札がついているものも多かったです。

色も、良く知る桃色だけでなく、濃いピンクや白、花びらの形や花の付き方も様々で、その違いに驚かされました。

開花の具合も、昨日時点でほぼ満開の桜もあれば、まだ二分、三分咲きの桜もありました。

 

毎年、当たり前のように咲いている桜も、細かく見ていくと「色」「形」「開花時期」など、個性が際立っていました。

私たちが意識することのない、秋から冬の厳しい時期にも、ずっと立っていた桜が、春になって一躍注目を浴びる。

生徒たちも、それぞれのタイミングで、個性豊かな花を咲かせるのだと思います。

本人たちにとって、大切なのは「今」であり、「大人になればわかるよ」「そのうちにね」といった大人の言葉はなかなか響きにくいものです。

「今」が厳しい冬の時期なら、「いずれ春が来る」と言われても苦しさはなかなか解消されないもの。

 

桜のように、いつか咲かせる自分だけの花を信じて強く生き抜いていってほしい。

そんな想いも込めながら、耐え忍ぶ時期を迎えた生徒に、少しでも寄り添えるようにありたいと思う今日この頃です。

 

これは、本校敷地内に立つ唯一の桜です。ソメイヨシノ(おそらく)。

入学してすぐの1年生が、この木の下で学級ごとに写真を撮るのが定番になっています。

今週末にかけての雨で散ってしまうのではと思い、様子を見にいくとまだ二分咲き程度。

 

春はもうすぐそこ。

新年度、生徒たちが安心して過ごすことができるよう、気を引き締めて準備を進めてまいりたいと思います。