昨日から、特別時間割が始まりました。

2年生は、港南警察署スクールサポーターの有川さんをお招きして、サイバー犯罪防止教室を開講していただきました。

昨年2月に内閣府が行った調査で、中学生の自分専用スマートフォンの所持率が91.1%という発表がありました。

本校での所持率はわかりませんが、かなり多くの生徒にとって身近な存在になったスマートフォン。

手のひらサイズの小さな端末からつながる世界は限りなく広く、悪用されるケースも後を絶ちません。

それどころか「このくらいなら平気だろう」「私は大丈夫だろう」と、安易な気持ちで使って、大きなトラブルになる。

そんな事例も数多く出るようになり、本校でも日ごろから未然防止に力を入れています。

1年生は、来年度の自然教室に向けた班活動の練習も兼ねて、校内ウォークラリーを実施。

学級委員と職員数名が隠れる校内を、班行動をしながら全員見つけてキーワードをもらいます。

私も隠れる職員として参加しました。その隠れ場所のひとつとして利用したのが・・・

現在生徒会本部役員で試用期間中の「誰でもトイレ」です。

車いす対応だけでなく、現代のジェンダーフリーに合わせて男女関係なく利用できるトイレとして試行しています。

※今回は「誰でもトイレ」の認知度を上げるために、特別に許可を頂いて隠れ場所として利用しました。

 張り紙にもあるように、在校生の皆さんはふざけて使わないように!

 

その後、2年生の講演が終わったタイミングで1年生が体育館へ。

2年生は教室で修学旅行で向かう京都の事前学習。その裏側で1年生は借り物競争を行っていました。

右の写真は、校長室から借りてきた「校長」です。笑。

さらに、「人間オセロ」。このボリュームたっぷりのレクを企画した学級委員さん、本当にお疲れさまでした。

アイデアもさることながら、放課後に何日も残って企画や道具の準備、大変だったと思います。

こうした経験を積んで自信をつけ、さらにリーダーシップを発揮していってほしいと思います。

 

自然教室では、班行動だけでなく、学級単位、学年全体での動きもあります。

レクの進行が大変スムーズだったのは、準備が素晴らしかったのもそうですが、学年の生徒の皆さんの協力と、ルールを順守する意識の高まりもあってのことかと思います。

正直、私は企画を聞いたとき「これ、うまくいくのかな・・・」と心配していました。

ですが、ふたを開けてみれば学年集団が学級委員の話をよく聞いて、ルールをしっかり守って前向きにレクを楽しんでいる笑顔にあふれていました。

これなら、自然教室も成功するのではないかと期待せずにはいられません。

 

レクも授業も自然教室も修学旅行も、充実した時間にできるかは、そこにいる生徒と職員の取組次第。

来年度も、1・2年生、いや、新2・3年生の成長が楽しみです。