前期期末試験が終わり、ほっと一息という雰囲気が流れている今日この頃の校内です。

夏休み・冬休みをはさむ「三期制」から、前期・後期の「二期制」になって久しいですが、今は三期制に戻す学校も出てきているようです。

前期・後期の場合、切り替えのタイミングが10月途中になることが多く、生徒にとっては「新しいスタートだ!」という実感がわきにくいかもしれません。

最近は私立公立関係なく、学校の在り方も様々な時代となりました。今までの学校の「当たり前」を見直す時期に入っている、そう感じます。

 

今日は全学級、7校時の学活に後期の委員会決めを行いました。

 

学級組織を改めて作り上げるこの時間は、新たな始まりを感じワクワクします。

前期は委員会に参加していなかった生徒が「やってみようかな」と手を挙げ、新しいことにチャレンジする。

生徒たちが踏み出す一歩と、その勇気を応援できる職員集団でありたいと思います。

 

また、前期に引き続き委員を担う生徒の皆さんも、前期の経験と反省を生かすチャンスです。

誰しもに訪れる失敗や挫折も、すべては成長の栄養剤です。

 

古来より「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言いますが、そのままの意味に捉えると危険です。

原文では、”歴史”という言葉ではなく”他者の経験”という意味の単語が使われています。

つまり、”他者の経験”を学ぶ環境にいるか、ということを問うている格言です。

自分の経験だけに頼るのではなく、”他者の経験”に耳を傾けたり、話を聞こうとすることが大切、という意味です。

結局のところは、自分自身の”行動”が大切、とも言えます。

 

目まぐるしく速く変化する時代。その時々で、正しさが変わる世界になりつつあります。

経験し、学ぶ。生徒の皆さんには、まず「やってみよう」という気持ちを大切にしてもらえたらと思います。

後期に再び、生徒たちの新しい活躍の場面がみられることを楽しみにしています。