子どもたちから「3年生の花壇の所に、オジギソウを見つけたよ」と教えてくれました。

 「オジギソウは、どうして、おじぎするの?」と聞かれました。

 

 オジギソウは、葉に触れると、葉が閉じて下向きに垂れ下がる特徴から、「動く植物」として有名です。また、下向きに葉を閉じる様子がおじぎをしているように見えることから、オジギソウと名付けられたそうです。

 

 オジギソウは、刺激を受けた時以外にも、夜間、水枯れなどの理由でおじぎをします。

 おじぎをする理由は、虫の食害から身を守るためや、葉の熱や水分が逃げないようにするためなどといわれています。特に虫の食害については、葉を閉じてしまうと、どこに葉があるのかがわかりづらくなるほか、虫たちにとっては足場がなくなってしまい、動きづらくなることから、他の植物に移動していくというメリットがあるようです。オジギソウがおじぎをする理由は、自分の身を守るための生存戦略。植物の賢さには、本当にいつも感心させられるばかりです。

 

 またオジギソウは、マメ科で寒さに弱い植物であるため沖縄では自生していますが、日本のほとんどの地域では冬には枯れて、冬越しはできません。

 今しか見られない一生懸命に生きようとする植物を見つけることができました。