11月24日

 今年度、第4回目の校内授業研究会を行いました。

 今年度の研究主題は、昨年度に引き続き「子どものコミュニケーション力を高める授業の在り方」です。

 昨年は算数の授業を中心に、本校で大切にしている資質能力であるコミュニケーション力を高める授業について研究を進めました。今年度は、市の学力学習状況調査の結果等も踏まえ、より学年の児童の実態に応じた授業を教科にとらわれず行い、有効な手立てについて研究を深め、全体で共有しています。

 放課後には、参観した授業について子どもたちのよかった姿や、そのような姿が生まれたのは何がよかったからなのか等について、教職員同士で協議しました。

 各教員が年間2回ずつ研究授業を行い、教職員同士で互いに授業を見合い、学び合い、高め合い、教職員一人ひとりや学校全体の授業力の向上に努めています。1回目の研究授業やこれまでの授業研究会の成果と課題を踏まえて、各教員の2回目の研究授業を引き続き進めてまいります。

 4月に2年生以上が行った横浜市学力学習状況調査の分析結果が届きました。3年生以上で昨年度の調査と比べて学力を伸ばした児童の割合は、国語82.5%(市77.8%)、算数70%(市67.9%)と市の平均を上回っています。

 学校教育目標の「自ら学ぶ子」に関連する「学校での学習に進んで取り組んでいる」と回答した児童の割合は58.2%(市57%)で市の平均を超えています。また、本校で力を入れて取り組んでいるコミュニケーション力に関連する「自分の考えを、相手にわかるように伝えている」と回答した児童の割合も60%(市55.4%)で市の平均を超えています。「学級の友達と話し合う活動を通して、自分の考えを広げたり深めたりしている」と回答した児童の割合も、46.8%(市43.2%)で市の平均を上回っています。

 このようにこれまで学校として力を入れて取り組んできたことが、数値で成果として表れていることを大変うれしく思います。引き続き、子どもたちが「わかった。できた。楽しい。もっと知りたい。」と思える授業、子どもたちの資質、能力を高める授業をめざして取り組んでまいります。