「本の力を、生きる力に。」

シャンティ国際ボランティア会の方をお招きし、6年生が「絵本を届ける活動」を行いました。

 

前半の講演では、シャンティ国際ボランティア会がどのような活動を行っているのか、世界の子どもたちの現状、本を届ける活動がどのような意義をもっているのか、などお話をいただきました。

世界には、さまざまな理由により、学校に通えず本を読めない子どもがいることを知り、今の自分たちの暮らしや自分たちに何ができるかを考えました。これまでにSDGsを学んできている子どもたちにとって、大きくかかわる話でもありました。とても真剣に聞き入っていました。

 

後半は翻訳絵本を自分たちの手で作りました。自分たちも読んだことのある日本の絵本、これに翻訳シールを貼っていきます。今回6年生が作った翻訳絵本は、カンボジアの子どもたちに届けられる予定です。

 

【子どもたちの感想より】

わたしは文字の読み書きができて、1年生から学校に通っているので、当たり前だと思っていた。だが、読み書きができずに困っている人がたくさんいる…。そう考えると、この学校に通うことができているわたしたちはとても幸せなのだと分かった。絵本をほしがっている子どもたちに、わたしたちの気持ちが少しでも届いてほしいです。

実際に文字が読めない体験をして、身近な本がここまで必要になるとは、思ってもいませんでした。絵本で読み書きができるようになり、それが直接命にかかわっていくことが分かりました。「本は心の栄養」この言葉が一番心に残りました。

私は本が大好きだ。読み始めると本の世界に引きずり込まれるようで、つい読みふけってしまう。そんな幸せを感じられる「本」を知らない子どもがいることを知り、耳を疑った。私はもともと「社会に貢献できるような人になりたい」と思っていたが、今回お話をうかがって、さらに気持ちがふくらんだ。