国際平和スピーチコンテスト

都筑公会堂にて「令和6年度よこはま子どもスピーチコンテスト」がありました。

都筑区22校の代表児童が集まりました。

スピーチコンテスト rスピーチコンテスト

 本校からは、6年生の代表児童が参加しました。緊張した面持ちちながらも、終始落ち着いてスピーチすることができました。また、多くの学校の代表児童のスピーチを聞き、よい学びの時となりました。

 以下、スピーチ全文となります。

「昔の海を取りもどそう」

 今、海のプラスチックごみが大きな問題になっています。プラスチックごみを魚がえさと間違えて、誤飲してしまい、死亡しているという事件がありました。さらに、最近、水深約一万メートルの海底でレジ袋が発見されました。海のごみ問題は、ついに海の奥深くまで、影響が出ているのです。このまま海のごみが増え続けると2050年には、海洋生物よりも、海のごみの方が多くなってしまうと言われています。

 私は、コロナ禍前は毎年、家族で海に行っていました。いつも訪れていた海は、プラスチックごみはあまり無く、砂浜も海の中もきれいで、お気に入りの場所でした。しかし、昨年、三年ぶりにいつもの海を訪れた時に、私はその光景に大きなショックを受けました。プラスチックごみを中心に、たくさんのごみが海岸に打ち上げられていたのです。この景色を見た時、私は改めて、ごみ問題が身近なものだと実感しました。それと同時に「もっときれいな海で気持ちよく泳ぎたい。海のゴミを減らしたい。」と強く思いました。

 では、そのためにはどうすれば良いのでしょうか。いっそのこと、プラスチックを製造するのを停止しますか。そのようなことになったら、どうなると思いますか。そう、現在、プラスチックは私たちの生活を大きく支えている大黒柱のような存在です。プラスチックがなくなってしまったら、生活が大きく変化し、不便になってしまいます。社会では、素材の工夫や、リユースやリサイクルなど、使い捨てのプラスチックを減らす努力をしていますが、全く使わない生活は難しいのが現状です。

 だからこそ、すぐにやらないといけないことは、ポイ捨てをやめることだと私は考えます。ポイ捨ては、一人一人が意識することで必ずなくすことができます。そのために、ポイ捨てはいけないことだということを何度も根気強く訴えていくことが大切です。私は図書委員なので、関連した本を紹介するなどして、全校に伝えていきたいと思います。

 しかし、私たちだけで取り組むには、限界があります。しかも、ゴミ問題に日本だけで取り組んでも、あまり意味はありません。なぜなら、海は他の国とつながっているからです。世界中で団結してごみをきちんと処理する必要があるのです。

 海のプラスチックごみは、非常に深刻な問題です。しかし、今、世界中が団結して、ポイ捨てをやめ、ゴミ問題と向き合うことで間に合います。昔のようなきれいな海を取り戻すために、小さな一歩を踏み出してみませんか。

 

学校代表としてよく頑張りました!

お疲れさまでした!